犬が骨折してしまったら?突然の愛犬のケガへの応急処置方法と日頃から気をつけたい いぬの骨を丈夫にする方法を紹介します。

● 犬の骨折

愛犬がビッコひいて歩き出した!!片足を地面につけない!!どうしたの!?痛いの!?
足の骨を何かにぶつけて折れたみたい・・・慌てず、騒がず!!

もしそんな状況に合ってしまったら誰も冷静ではいられません。
だけど、原因や対処法を知っているとやらないきゃいけない事が見えてきます。


動物はときに生きるために必至の動作・表情をします。

いぬ自身、どうしたらいいのかわからず、その危険な状況から逃げようとして動こうとします。
また、いつも通り立ったり、歩いたり、走ったり、駆け寄ったりしようとします。

骨が折れてるので普段通りにいくはずもなく、痛々しい姿を目の当たりにしてしまうのです。

普段からいぬの骨折について知識を持っていればいざという時に少しは落ち着いて対処ができるはずです。
適切な対処ができるようになりましょう。

知っていて困る知識ではありません。

● いぬが骨折してしまったときの対処法

犬はネコに比べて、骨が固くてもろく、すぐに折れやすいと言われています。

お家の中にいて、少し高い所からジャンプしただけでも、骨が折れてしまったりすることもあります。

骨折すると、折れた骨のまわりが腫れ、熱や痛みをもちます。
腫れていたり、歩く際に体重を充分に掛けずに痛そうな場合は、骨折と考えて良いでしょう。

いつもはおとなしい犬も、骨が折れている痛みで興奮して我を忘れていることが少なくありません。
触れて様子を見る場合、たとえ飼い主であっても噛まれないように十分に注意してください。

触診をする際には犬がおとなしくなってから優しくなだめながら行います。

患部に触れるのは極力避け、タオルなどを手にぐるぐる巻きにして、
万が一噛みつかれても対応ができるようにしましょう。

そして、なるべく早くかかりつけの動物病院へ連れていってあげましょう。

必ず動物病院で状態を検査してもらうのをおススメします。

骨折は、家で手当できるように思えても、体内がどうなっているかは素人には判りません。


単純な骨折に見えても実際は違っていたりします・・・素人判断は危険です。

又、足を怪我をしてから1日経って腫れが引いた、という場合でも
万が一に備え、病院で検査してもらいましょう。何事もないのが一番安心です。
治っていない足で動くと軽度の骨折が症状の重いものになってしまう場合もあります。

病院へはケージがあればケージで、ない時は布担架を利用して運びましょう。

ケージがない、または嫌がって中に入らない場合や自分で歩きたがるようなら、
折れた部分を大きなタオルの上に乗せて衝撃がこれ以上加わらないように支えます。

歩けない(歩きたがらない)場合は毛布を担架代わりにして運ぶ方法が簡単です。

小型犬なら、タオルに巻き、なるべく動かさないように抱っこして連れて行くのが良いでしょう。


【いぬの骨折に限らず、万が一のケガや病気の際に慌てないために・・・】
まずは一番近くにある動物病院の経路と診察時間をチェックしておくと安心です。
特に散歩中など、外出中に起こる怪我が多いですから、
お財布などに診察時間をチェックした紙を入れておくと良いですね。

● 犬の骨折を防ぐためにできること

骨があまり丈夫でない犬の骨折を防ぐためには・・・。

抱っこの状態から床や地面に落ちただけで骨が折れてしまうもとも・・・。

普段から栄養バランスと運動不足解消に努めていれば、いぬの骨を丈夫に育てられます。

カルシウム摂取は勿論ですが、日光に当たり適度の運動をしないと丈夫な骨にはなりません。


最近の医療技術では、複雑な骨折もひどい骨折も、早期治療で回復する可能性が高いそうです。

また、軽度の骨折ではあまり痛がらない犬さんもいるそうです。
放っておくと、軽度だった症状がひどくなったり・・・
傷口から他の病気が蔓延してしまうこともあるので、もしかして・・・?と思ったら、
早めにかかりつけの動物病院の獣医さんに見てもらうのが一番かもしれません。

骨折後の犬さんは早く遊びまわりたくてうずうずしたり・・・
お散歩が出来ないストレスでイライラしてしまったり・・・
骨折をなるべく早く治す為、犬用のカルシウムサプリメントなども効果的です。