犬の病気や怪我、慌てず対処できるように症状や応急処置について(発熱、毒物・異物混入、眼球が飛び出した、難産)

● 慌てなければ自分で助けられるはず!

愛犬が毒物を飲んでしまった!怪我をしてしまった!・・・
犬と暮らす毎日を送っていくとどんだけ気をつけていても、何人で注意していても、
怪我や病気に突然、見舞われる状況は必ずあると思っていたほうがいいです。

そんな時に知っていれば酷くならなくて済んだかもしれない・・・

対応ひとつで痛い思いが少しでも軽くなったかもしれない・・・

愛情込めて接していればいるほど、もしものときには慌ててしまいます。
だからって何も出来ない、しない、というのは自分自身も許せなくなってしまします。


慌てるでしょうけど、少しでも冷静に的確な処置をすれば軽度で済む場合が多々あります。

慌てないようにとは言えません。知識を持つことで少しでも冷静に処置をしてあげてください。
責任は重大ですが、事前に知っておくことで助かる命があります。

このページでは、発熱、毒物・異物混入、眼球が飛び出した、難産、放浪★ちゃっぽいさんの場合について。

● 慌てなければ自分で助けられる応急処置(その弐)

【発熱】
犬の平熱は38.5℃前後で、人間よりも少し高め。
ですので、熱が出ると40℃近くになるケースもあります。
犬をなでたり触ってみても、熱がでているかがなかなかわかりにくいものです。
耳の付け根や額に手をあてると、熱があるかがわかりやすいですよ。
ふだんの平熱がわかっていると判断しやすいので、
健康状態のよい時に安静時の体温を測っておきましょう。

犬の熱を正確に測るには、体温計の先端を肛門に入れて測ります。
犬用の体温計を用意し、それで熱をはかってあげるようにしましょう。

【毒物・異物混入】
基本的には濃い食塩水を飲ませて吐かせるのが良いとされています。
殺虫剤、ホウサンダンゴ、鳥の骨やタバコなどは犬にとって毒となりますので、
毒物を飲み込んでしまった場合はすぐに濃い食塩水やオキシフルを飲ませて吐かせるようにします。
嫌がるようならスポイトやスプーンを使って飲ませるとよいです。

その後、すぐに病院に行って獣医師の指示を仰いでください。

【眼球が飛び出した】
シーズーなどの犬種では、ちょっと耳を引っ張るだけで眼球が飛び出すケースがあるそうです(!!)
慌てずにすぐに対処すれば元通りになるそうです・・・。
出てしまった眼球もすぐに手で押さえて入れてやれば元通り中に入ることが多いので、
できれば濡れたガーゼ等で目を押さえてあげてください。(実際に出来るかどうか・・・)

交通事故などで眼球が飛び出してしまったようなケースでも、
眼球に損傷がなければ元どおりに治る可能性が高いそうです。
眼球が乾かないように必ず濡れたガーゼ等で眼球を保護して動物病院へつれていきましょう。

【難産】
小型犬が出産する場合、胎児が骨盤に引っかかって出てこないケースがあります。
早く外に出してやらないと胎児の命にかかわるだけでなく、
母犬も弱ってしまい危険な状態となります。
引っ掛かっている胎児を手で取り出し、袋を破き、口の中の水をタオルで拭きます。
取り出した胎児が仮死状態の場合は両手でしっかりと持って、上下左右に振ったり、
タオルを巻いて全身をマッサージしたりしてあげてください。

妊娠中には動物病院でレントゲンや超音波による検査を受けておくといいそうです。
また、一度難産だった動物は難産になりやすいので注意を。

【放浪★ちゃっぽいさんの場合・・・】
愛犬・ちゃっぽいさん 怪我・病気・・・どうしたって、慌ててしまうものです。
私はちゃっぽいさんが始めて一緒に暮らすいぬさんだったので、
それはもう、すべてのことに慌てました(笑)。
散歩中に変な物(クラゲなど)を食べて嘔吐した時・・・
不注意で人間用の頭痛薬を飲んでしまった時・・・
彼らの体は人間のそれよりずっと小さい。だから、小さな怪我や病気も命取り。
少しでも早い対応・応急処置が必要なのにパニックになって何も出来ない・・・。
そうならないためにも、知識は知識として頭に入れておいて損はないですよね。
まずは一番近くにある動物病院の経路と診察時間をチェックしておくと安心です。
特に散歩中など、外出中に起こる怪我が多いですから、
お財布などに診察時間をチェックした紙を入れておくと良いですね。